「キラーコンテンツ」で、お客様に「使われるサイト」づくりに成功
上田ブレーキ株式会社様は、国内でも4社しかない鉄道用ブレーキシュー(制輪子)の専門メーカーです。当初、同社のホームページ制作目的は「会社案内」でしたが、当社からキラーコンテンツ(同社のお客様にとって有益な情報、もしくは便利な機能など)の導入提案を行い、お取引先から「お気に入りリスト」に登録されるなど「大変便利だとの評価をいただいている」とのお話をいただきました。
会社案内中心の内容にしてほしい。
「キラーコンテンツ」で、お客様に「使われるサイト」づくりを!
同社が「会社案内程度のものでいい」と考えた理由は、競合相手が少ないからです。ブレーキシューの専門メーカーは国内で4社しかありません。「サイトを使って新規営業はあまり考えていない」そんなお答えでした。
そんな御要望を受け、当社がキラーコンテンツをご提案したのは「お取引先にとって便利だと思われる情報があれば、使われるサイトになる」と考えたからでした。お客様にとって自社に有益な情報がそのサイトにあることを認知していただければ、そのサイトの利用頻度が高まり、結果上田ブレーキ様のブランド力向上につながります。
キラーコンテンツの洗い出し要素は、取引先がどういう業種か、どういう課題を持っているかなどで様々に変化します。当社は、上田ブレーキ様にとってのお客様がどのような情報が有益かを考え、次のようなキラーコンテンツを考えました。
キラーコンテンツ@「リンク集」
一般によく見られるコンテンツとして「リンク集」がありますが、このごくありふれた「リンク集」も、顧客視点に立てば「キラーコンテンツ」となります。上田ブレーキ様で集めたリンク集は、国内の電鉄会社・車輌会社、ならびに業界関係団体など。いわば鉄道関係の博物館的なリンク集です。リンク先が同社とのお付き合いが「ある」「なし」は考慮しませんでした。「リンク先は同社のお客様にとっては大いに関係がある」これが選定の理由です。
どういう反応が起きたのでしょう。
お客様からは「便利だ。我々も同業他社のことは気になるから、お気に入りに登録している。」とのご反応をいただいたそうです。同社にとっての同業他社は3社ですが、お客様にとっての同業他社は国内でも数十社に及びます。同社のお客様の視点で「キラーコンテンツとは何か」を考え、得られた結果でした。
キラーコンテンツA「用語集」
用意したのは「鉄道用ブレーキに関する用語集」でした。狙いは取引先の企業における新人研修などのバイブル活用です。この業界においてそうした「用語集」は公表されている例が他にないことに着目しました。
同社と普段お付き合いのある方々は、電鉄会社・車輌会社の運転制御技術担当の方々です。こうした方々は当然、用語集に登場してくる意味は熟知しておられるわけですが、もう少し細かくセグメント(分割)し、その会社の新人技術者の方ならどうでしょう。技術の伝承が難しくなっている現代社会において、この用語集は有効でした。さらに組織横断的な連携促進や、同社の新人研修の意味においても、このバイブルが活用されたという副次的効果もあったようです。
※キラーコンテンツを整備する目的は「顧客に使われるサイトづくり」の促進です。同社では、お客様のサイト訪問が増えることによって、自社製品の認知も広がり「この製品を扱っていたことを知らなかった。ぜひ扱わせてほしい」など既存のお客様から新たな取引も派生し、サイトにおけるキラーコンテンツと、単なる「会社案内サイト」からの脱皮の重要性を理解していただいています。
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